戸建て住宅の最大の魅力を活かしたイベントで集客する
2022/09/30

「いつかはマイホームが欲しい」という想いを漠然とながらもお持ちの方は多数いらっしゃいます。しかし、マイホームといっても、新築・中古共に戸建て住宅やマンションがあります。そして、マイホームといえば一戸建て、マンションやアパートなど集合住宅は若い頃の仮住まい、という意識をお持ちの方もまだまだいらっしゃると思いますが、現実として20代で婚約期間中に持ち家を検討される方も増加傾向にあります。さらに、マンションの企画は、露天風呂付、フィットネスルーム完備、ペット可、セキュリティー強化など、お客様にとって大きな魅力を付加したりして工夫を凝らしています。従来からの「お客様動向の傾向」が当てはまらくなって多様化が進み、「目に見える」魅力で攻勢をかけているマンションでは手に入れることができない魅力を付加して、住宅展示場や完成住まいの見学会へ集客し、受注を獲得するポイントを考えてみます。
Contents
マンションのメリット・デメリット

住まいとは、暮らしていく場所です。マンションで暮らすメリットとデメリットは何でしょうか。
マンションで暮らすメリット
① 生活していく上で便利
マンションは多くの場合、駅から徒歩圏内だったり、スーパーなどの商業施設や病院などが近くにあったりして、自宅から外出する時に利便性が高い。
② セキュリティーの充実
オートロックや共用スペースの防犯カメラの設置、管理者が常駐したり、警備会社の警備体制を敷いているマンションもあったりと、居住者の安心感を得られる。
③ 共用施設・設備がある
・24時間いつでも出せるゴミ捨て場
居住者の都合の良い時間にいつでもごみを出せる。
・ゲストルーム
友人や親戚などが遊びに来た時に自宅に泊まってもらう場合、布団の準備や掃除などしないといけませんが、数千円費用はかかりますがゲストルームに泊まってもらえば便利。
・フィットネスルームやプール
出勤前・退社後、自宅からわざわざ出かけなくても、気軽に運動できて便利。
マンションで暮らすデメリット
① 音やプライバシーのトラブル
隣や上下階の居住者のテレビの音・洗濯機が動いている音、掃除機をかける音、子どもの声や足音などの音が聞こえてきて不快な想いをしたり、逆に自分が音を出してしまっている可能性がある。
② 間取りの変更や水まわりの移動に制約がある
マンションの構造によって、自由なリフォームができない場合がある。
③ 増築できない
家族が増えたり、モノが増えても購入した専有部分以上に増築することができない。
戸建て住宅のメリット・デメリット

戸建て住宅で暮らすメリットとデメリットは何でしょうか。
戸建て住宅で暮らすメリット
① 専用の敷地を自由にできる
居住者専用の庭を作って楽しんだり、ご自身の好きなように敷地を使える。
② 自分の暮らし方に合った住まいで楽しく暮らせる
勤務形態の関係で、ご夫婦それぞれの寝室をつくるなど、お客様の暮らしに合った住宅で暮らすことができる。
③ 音やプライバシーのトラブルが起きにくい
戸建て住宅はマンションよりも隣家と距離が離れており、上下階に他家族が居住していないため、家族が出した音は外からは聞こえにくいためトラブルが起きにくい。
戸建て住宅で暮らすデメリット
① 敷地と建物のメンテナンスは自分で行う・手配する
住宅に何かトラブルが起きたり、敷地内の手入れなどは、自分で行うか業者を手配しなければならない。
② 防犯上のリスク
外から侵入しやすく、空き巣などに狙われやすい。
戸建て住宅の最大のメリットで集客する

戸建て住宅の最大のメリットは、専用の敷地を活かして、暮らしを楽しむことができることです。現在のお客様は、「暮らしをより楽しくしてくれるコト」にお金を使いますので、敷地と暮らしの楽しさをテーマにしたイベント企画で集客すると受注にグッと近づきます。
「グリーンのある生活」のイベント企画

女性に人気があるのが「光と風と緑」です。吹き抜けの開口部から光が差し込み、真冬でも光に満ちているリビング、リビングと一体となったガーデニングなどのテーマで具体的に暮らしを楽しんでいただくイベント企画がポイントです。
イベント企画の例

リビングやダイニング、書斎などの室内の一角に観葉植物や花を置いてグリーンを楽しむ暮らしを演出したり、窓から見える庭を工夫したり、住宅とグリーンを一体化させて心豊かな暮らしの工夫をします。もちろん庭自体を楽しむ演出でも構いません。暮らしの空間である住宅と庭が融合した戸建住宅の魅力を創出します。そして、「私ならもっとこうしたい」と具体的なご要望を引き出して営業活動を進めるために、住宅展示場や完成住まいの見学会では、お客様に楽しさの体感体験をしていただくことがポイントです。
【参考】庭の楽しみ方色々
<庭の種類>
① ガーデンタイプ
② パティオタイプ
③ ニッチガーデン(バスコート等)
④ ルーフガーデン
<庭の楽しみ方>
① ガーデニングを自ら楽しみたい
・庭いじりが好き
・イングリッシュガーデンを作りたい etc
② ガーデニングは好きだがとことんはできない
・芝生の手入れは大変・・・
・花は育てたい etc
③ 見るのは好きだが手入れはどうも
・ガーデンは好きだが手入れはめんどう・・・
・緑が多く花がいっぱいあるのは好き etc
④ ガーデニングそのものより庭で楽しみたい
・バーベキューや焼肉を家族、友人と楽しみたい
・ゴルフのパターやスイングの練習がしたい
⑤ 本格的な庭を楽しみたい
・日本庭園等プロに設計して欲しい
・手入れもプロに頼みたい
お客様の庭に対する考え方によって、興味関心を持っていただける庭の種類は異なります。自社の住宅展示場や完成住まいの見学会で開催可能な庭を考慮してイベント企画を計画することをお勧めします。
まとめ
住まいの選択肢が多種多様な現在、戸建て住宅で暮らす楽しさを打ち出すイベント企画は、お客様の心に響きますので、ご来場いただいた時点で、マンションや競合他社よりアドバンテージを握ることが可能です。暮らしの楽しさのテーマを持たせたイベントは、お客様に楽しさの体感体験をしていただくことが受注するためには必須のご案内です。
本気度の高いお客様が来場され、「これなら多少高くても欲しい」と思ってくださるイベント企画をご用意しています。詳しくは、下記からご覧ください。
《執筆者》
株式会社ハウジングラボ
営業企画課長 眞田 智子