【最新】SNS映え住宅とは ~楽しいおうち時間のつくり方~

総務省が実施している2021年の総世帯家計調査で、住居費が236,091円/年だったのに対して、通信費は92,301円/年と住居費の約半分もの金額を支払っていることが分かります。

2007年にiPhoneが発売されてから、スマートフォンの保有率は年々増加傾向にあり2020年に86.8%となっています。

更に、スマートフォンのインターネットを利用した目的や用途は、1位の電子メール77.7%、情報検索76.4%に次いで、SNSの利用73.8%も占めていることが分かります。

※総務省「令和2年通信利用動向調査の結果」参照

気兼ねなく旅行や外食、買い物に行けていた頃は気にならなかった自宅の環境も、おうち時間が長くなった今、「通信機器」を使った「住まい」の充実は必要不可欠なのです。

そこで、SNS映えした発信が出来る住宅づくりをするためにはどうしたら良いのか考えていきましょう。

SNSの発信内容

SNSの中でも特にInstagramは、知人へ日常を共有することなどが目的となっているアカウントとは別に、大好きなカレーやスイーツ、マイホームや観葉植物などの一貫性を持った発信で共通の趣味を持つ方とのつながりを得ることが目的となっている裏アカウントを作っている方もおられます。

昨今の状況下で中々会うことが出来なくなった知人への現状報告や、自然災害などでの無事を伝えるツールとして利用している方もいれば、自身の充実を発信する事で知人とマウントを取ることが目的の方もいるでしょう。

どのような目的でSNS発信したいかによってSNS映え住宅のつくり方は異なります。

おうち時間の撮影タイミング

高画質に撮影できるスマートフォンの保有率が上がったことで、誰でもいつでも気軽に写真撮影や動画撮影をすることが可能になりました。

おうち時間で撮影したくなるのはどんなタイミングなのか考えてみましょう。

子どもは毎日目まぐるしく成長し、今日のお子様は今日しか無いということで一瞬一瞬の表情や成長を逃さないよう毎日のように撮影する方は多いのではないでしょうか。

最近では、フォトスタジオでおしゃれな写真を撮影してもらう方も多いですが、撮影日に限ってお子様の機嫌が悪いなんてこともありますし、慣れた自宅で気の知れた人しかいないからこそ撮ることが出来る何とも言えないリラックスした表情というのがあると思います。

特に幼児は、こちらが望むタイミングで求める表情をしてくれるわけではないので、撮影のタイミングは突然的に訪れます。
そんな時に限って、部屋が散らかっていたり、取り込んだばかりの洗濯物を移り込んだり、せっかくのベストショットが台無しになるなんてことも少なくありません。
そんなことにならないよう、「仕事」と「家事」と「育児」の並立が行えるよう「収納計画」と「動線計画」をしっかりと行いましょう。

※参照記事 「暮らしやすい間取りにするために取り入れるべきポイント https://tebiki-labo.casa/category/plan-design/post-446/

また、戸建住宅の魅力でもある「庭」の計画を行って、室内とは少し違った魅力のある撮影も楽しみましょう。

ペット

現在、日本のワンちゃんの飼育世帯率は11.85%、ネコちゃんは9.60%と、ワンちゃんとネコちゃんだけでも全世帯数の約1割前後の方が飼育していることが分かります。

※一般社団法人 ペットフード協会「2020年(令和2年)全国犬猫飼育実態調査 結果」参照

先日テレビで、自宅をワンちゃんのフォトスタジオのようにDIYすることが趣味のご夫婦が特集されていました。
このように、空前のペットブームから、ペットの写真や動画を撮影しSNSで発信している方も増えています。

ペットも幼児同様、一瞬一瞬のベストタイミングを逃さないようにいつでも撮影出来るような家づくりを行いましょう。

※参照記事「“ペット”と暮らす上で最適な家とは https://tebiki-labo.casa/category/plan-design/%e3%83%9a%e3%83%83%e3%83%88%e3%81%a8%e6%9a%ae%e3%82%89%e3%81%99%e5%ae%b6/

家族のイベント

誕生日や結婚記念日など、家族のイベントは1年に数回必ず訪れます。
産まれてきてくれたことや産んでくれたこと、出会えたことに感謝をする大切な日を家族で盛大にお祝いするご家庭は多いと思います。

最近では、大きなバルーンなどを使って空間を演出される方も増えています。
そんな時に、飾りつけをする良い壁が無かったり、部屋が散らかって見えるなんてこともあるので、こういった家族のイベント装飾などを行い撮影して楽しみたい方は、インテリアや収納の計画をしっかり行いましょう。

季節のイベント

季節のイベントは、SNSの普及により様々な人から得た情報で、更に幅広い楽しみ方をする方が多くなっています。

例えば、クリスマスと言えば、今までは24日の夜にチキンとケーキを食べて、25日の朝に起きたら枕元にサンタさんからのプレゼントがあるという程度だったのが、アドベントカレンダーと言った12月1日からクリスマスをカウントダウンする楽しみや、SNSで見た憧れの大きなクリスマスツリーを置くことを前提に新築する際は空間を広くしていたりという方もいらっしゃいます。

家族のイベント同様、インテリアや収納の計画をしっかり行いましょう。

※参照記事「季節のイベントを楽しむ住まいづくり~おもてなしや映えるインテリアのポイント~ https://tebiki-labo.casa/category/plan-design/post-965/

SNS映え住宅+α

SNS映え住宅には、「インテリアコーディネート」と「収納計画」は欠かせません。

この2点を取り入れた上で撮って終わりではなく、その先のプラスαな楽しみ方を考えた住宅づくりを忘れずに行いましょう。

プラスαな楽しみ方

映える写真が撮れた場合は、デジタルに残すだけでなく、アナログ化して家の一角に家族の成長がインテリアのように楽しめるコーナーを作るのも1つです。

過去の写真や動画を編集して、家族のイベントの時に映像を流して想い出を振り返るのも1つです。

まとめ

SNS映え住宅というのは、SNSの撮影のためだけに家をつくるということではなく、好みのインテリアにしたり収納動線計画をしたりすることで、心豊かに暮らす事が出来つつ暮らしやすい住宅にも成り一石二鳥です。
更に、撮影してSNS上にアップして終わりではなく、その写真や動画を飾ったり振り返ることで、家族の絆がより深くなる事につながると思います。

住宅は、家族のためにあります。
通信費も暮らしを豊かにするために欠かせないアイテムですが、それを使う住宅が豊かでなければ、それは本当の豊かだと言えるのでしょうか。

家族が仲良く楽しく幸せに暮らせる住まいづくりであるという目的を忘れずに時代に合った住まいづくりを行いましょう。

当研究所に相談をご希望の方は下記メールアドレスよりお問合せください。

info@tebiki-labo.casa

《執筆者》

一般社団法人 住宅研究所
「暮らし視点の住まいづくり」研究開発担当
主任 谷口真帆香

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