02 ライフステージに対応した住まいづくり

具体的事例

01. 家族全員での食事の時間

夫婦2人の時は、朝食と夕食でコミュニケーションを取る時間が比較的確保しやすいですが、お子様がいると、習い事や塾で家族が揃って夕食をすることが難しいことがあります。

そのため、唯一家族全員が揃う朝食の時間にフォーカスし朝日が燦燦と入ってくる空間や、イベントや記念日の食事の時間を大切にしたライフステージの変化に合わせた空間づくりが求められます。

02. 思春期に最適なリビング階段

リビング階段は、オシャレだからという理由で存在しているだけではなく、家族のコミュニケーションに大きく影響してきます。

お子様が思春期を迎え、両親とのコミュニケーションの取り方に悩んだ時でも、「おはよう」「ただいま」などのあいさつが自然に出来、子育ての悩みを少しでも軽減出来る工夫が家族の絆に大きく影響します。

03. 父と娘の関係が良好な住まいづくり

思春期を迎えた娘様との、気まずさを解消すべく、洗面室/脱衣室/浴室の使用時間の重なりが起こらない間取り。
「入浴タイム-帰宅時の手洗いの時間」の重なり、「入浴タイム-就寝準備の時間」の重なりなど、将来を見据えるか見据えないかで、お父様と娘様の一生の関係性に影響します。

04. 夫婦2人の時間

人生100年時代と考えたら、1/4が自身の学生時代。1/4が子育て期。残りの1/2が夫婦2人の時間です。

「新婚期の初々しい夫婦の時間」と「働きながらの夫婦の時間」と「引退後の夫婦の時間」、夫婦2人で趣味の時間や個々の時間を楽しみながら、人生の半世紀という長い時間をどのように暮らしたいのかある程度イメージした住まいづくりを行いましょう。

05. 孫とのふれあい

「孫は目に入れても痛くない」と言うほどに、年に数回のお孫様との時間は貴重で大切な時間です。

そんな楽しい時間を出来る限り増やすべく、「おじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに行きたい!」と思ってもらえる住まいづくりの工夫が大切です。
例えば、お孫様はごはんづくりのお手伝いをしたくても、忙しい日常では中々させてもらえていないのが現状で、思う存分お手伝いさせてくれるおじいちゃんおばあちゃんちには訪れるのが楽しみになってくれることでしょう。
その為の、お手伝いしやすいアイランドキッチンはおすすめです。

06. 子ども部屋の活用

お子様と過ごす時間は20~25年。人生の1/4です。
そんなお子様に1人1部屋与え、お金を出したご夫婦本人たちが2人1部屋の寝室…。ご夫婦で過ごす時間は、人生の1/2です。

目の前の数年だけでなく、一生涯を視野に入れて面積や金額のウェイトを考え優先順位を決めましょう。

忙しい日々の中での住まいづくり。はじめての住まいづくりで、
目の前の暮らしをイメージするだけで頭いっぱいかもしれませんが、
家を建ててから住まい続ける期間、
ライフステージは目まぐるしく変化します。

先の事なんて分からないと思われるかもしれませんが、
ある程度大まかにイメージしておくことで、
大きな後悔を防ぐことに繋がります。

生涯のこころ豊かな暮らしへの住まいづくりには、
ライフステージの変化に対応出来ることが不可欠なのです。