【現代人は疲れている!】疲れを解消する「家」は、お客様に響く!

現代人は、仕事、家事、人間関係など、現代社会を反映するような様々な要因で「疲れ」を感じています。
今回は、疲労回復のために必要な「家」、リフレッシュして「幸せを感じる家」のあり方について考えてみます。

Contents

現代人の疲れ

あるアンケート調査によると、疲労の程度として「疲れている」と回答した人(とても疲れている/やや疲れている)は約75%、30代・40代では80%を超えています。
しかし、男女共に年代が上がるほど「疲れている人」の割合が減少しているという結果があり、建築適齢期のお客様には「疲れの回復」が住まいづくりのキーポイントのひとつとなり得ると考えられます。

どのような疲れなのか

お疲れの日本人が、どのような疲れを感じているのかというと、

「仕事疲れ」が46.5%
「目の疲れ」が29.9%
「人の疲れ」が23.1%

と、身体的な疲労や精神的な疲労を感じている人など疲れ方は様々です。

疲れの解消法

上述したアンケート調査で2割以上の回答があった、疲れたときにやりたいことは

「睡眠を十分にとる」が47.8%
「1人で過ごす」が32.1%
「なにもしないで過ごす」が28%
「ゆっくりと入浴する」が24.5%
「好きな音楽を聴く」が22.3%
「好きなものを食べる」が21.7%

というものです。

疲れを感じる要因が様々であると同時に、疲れを解消する方法も多種多様です。
1日のうち多くの時間を過ごす自宅でのリフレッシュする空間と時間をどうするのか、が住まいづくりを触発するポイントです。

「疲れの解消法」で住まいづくりを触発する

お客様の疲れ方や疲れの解消方法に合わせて、「このお客様にとって最適な空間」「疲れを解消することによって得られるリフレッシュ感/幸福感」で住まいづくりを触発します。

過ごす時間の質を上げることを伝える

上述した疲れたときにやりたいことに関するアンケート調査の結果を参考に、お客様に問いかけ、何をしているのかをお聴きしていくことから始めます。

例えば、疲れている時には睡眠を十分にとり、良い睡眠のために何らかの行動をしているお客様には、疲れを残さない寝室の環境を整えて、毎日元気に過ごせることを伝えることは大前提ですが、「良い睡眠のための何らかの行動」をする時間を質を上げる場所の充実を図ることが住まいづくりの触発につながります。
寝る前にカモミールティーやホットミルクなど安眠できると言われる飲み物を摂っている方には、「offモードに切り替える場として、グリーンに囲まれた場所でくつろげるスペースを作る」など、日々の日課が少し癒される工夫を取り入れることをご紹介することは、触発のひとつの方法です。

「このお客様」に合った場所づくりが大前提

「睡眠が大事なのであれば、寝室の環境を整えましょう。一般的に、頭部が壁になるようなベッドの配置が良いと言われています。他には・・・」は、あくまでも一般論であり、「このお客様」に適しているかはわかりません。「このお客様」が「快適な睡眠がとれる環境」を整えることが重要です。

場所のイメージを共有する

実物が目に見えない「住宅」は、お客様にお見せできる「モノ」が限られているため、「会話力」での営業力を重要視してきましたが、お客様にとって住宅に関する「言葉」や「文字」による情報は理解するのに時間がかかる、もしくは理解しがたい情報です。
現在は、ネット環境が充実していますので、WEB上の画像検索をしたり、Instagramなどで画像検索したりして、お客様がお持ちのイメージになるべく近い画像を探して共有します。
探す際には、お客様と一緒に探すことをお勧めします。一緒に探すことで、お客様は住宅営業に対して一体感を感じてくださり、心の距離感が縮まります。

まとめ

仕事や家事・育児などでのあわただしい毎日、人間関係による精神的な疲れなど、現代人の疲れを癒し、毎日を楽しく元気に過ごすためにも、疲労回復のために必要な「家」、リフレッシュして「幸せを感じる家」は重要なポイントです。
どんな疲れを感じているのか、どのような解消法をとっているのか、解消法を行う場所とその空間づくりが「心の快適」につながる、ということが自社での住まいづくりの触発になります。

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《執筆者》
株式会社ハウジングラボ
営業企画課長 眞田 智子

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